顧客光臨日式餐店（不思議日本料理店にようこそ）

ワタシの日本レストラン今月ホボケンに開店したネ。日本の皆さんもスベカラク来てくれるヨロシイネ。店の名前「ロボンギ」言うネ。ニホンゴヨ。聞いたこと無い？アイヤ、あなたイナカモノあるネ。トンチンじゃなくて、トウキョウのおしゃれな街の名前ネ。「六本木」と書くネ。何？それは「ロッポンギ」？あなたニホンゴちょとナマテルヨ。 ワタシ一年間トウキョウにあるカシワというところで日本の料理作たネ。何？カシワはトウキョウない？あなたイナカモノなのに変なこと詳しいネ。日本料理店でカレーやラーメン作たネ。だからワタシ日本料理得意ネ。ワタシの店、メニュー豊富ヨ。「ギョーゾ」や「アサリサカモシ」、「イナニ」あるヨ。何？それは「ギョーザ」と「アサリのサカムシ」と「イナリ」？そうとも言うネ。 ここだけの話、ワタシ最初中国料理店を開きたかたネ。でももう表通りに中国料理店10店以上あて飽和状態ネ。それにワタシのオジサンの中国料理店が二軒隣にあるから中国料理店はできなかたネ。それで日本料理にしたネ。日本料理カンタンネ。サカナを買ってきて小さく切れば「サシミ」ネ。そのサシミをご飯に乗せれば「スシ」ネ。 ホントのところワタシ「サシミ」は気持ち悪くて食べれないヨ。料理の基本は焼く・蒸す・煮るネ。ナマのサカナは料理ないヨ。でもこれも生活のためネ。 どんぶり物も簡単ネ。基本は天津丼ヨ。野菜を炒めて卵でとじるネ。天津丼にとんかつ入れれば「トンカツドン」。トリニク入れれば、「オヤコドン」。ギュウニク入れれば「ギュウドン」。ツナのサシミ乗せれば「ツナドン」。テンプラ乗せれば「テンドン」。ウナギ入れれば「ウナギドン」。（「ウナドン」じゃないヨ。）カタクリコでトロミを出すのと、酢の風味を利かせるのがコツネ。ああ、それから「ノリ」ネ。時々入れるの忘れるけど問題ないネ。ところで日本人なんで料理にノリ使うの？ ワタシの考えた料理もあるヨ。ツナとアボガドののり巻きネ。ワタシ英語も得意だから英語の名前つけたネ。「クロージー・ホース」言うネ。え？それなら「クレージー・ホース」だろて？あなた英語もナマテルヨ。 え？「ミソシル」のだしが利いてない？お客さん、そんなことないヨ。ところで「だし」て何？ 日本料理店楽しいヨ。うるさいお客来るネ。この緑色のネトとしたやつ。そう、ワサビ。これスシにたくさん入れるネ。うるさいお客すぐ黙るヨ。このネトとしたやつスゴイヨ。 　 （ワタシのお店「ロボンギ」を探し出して、ここに写真を載せる予定ネ）
（お断り） この記事はおととい私の寮の部屋のドアに入れられていたメニューをもとに、想像力を働かせて書きました。不思議な店名とメニュー以外はまったくでたらめです。私はこの店にはまだ一度も行ったことがありません。しかしこのメニューからはこの記事のようなにおいがぷんぷんとしてきます。 「ロボンギ」関係者各位 このページの記述の中で、事実と相違する記述がある場合には書き直すなりページ全体を消すなりすることにやぶさかではありません。何しろ想像力を働かせて書いただけですから。でもこれだけメニューに日本語の間違いがあるということはきっと誰も日本語が読めないんだよね。
（参考資料）ワタシの日本料理店の見分けかた ポイントは英語と日本語の両方が怪しげである点です。このためメニューを見ただけでも見分けることができます。日本語は特に母音の取り違いが多いようです。料理名の日本語に頻繁にタイプ・ミスが出てきます。タイプ・ミスと言うよりも元の日本語をよく知らないのだと思います。それにしても今回のように店名まで間違っているというのは始めて見ました。英語もタイプ・ミスと文法の間違いが頻繁にあります。メニューで特に目に付きやすいのは、複数形を示す「ｓ」がついたりつかなかったり、あやふやな点です。その他には、 - 別のメニューで中華料理も選ぶことができる。 - 店の中や厨房に客ではない東洋人の子供がいる。 - 店の中に大きな鏡がある。 といった点で見分けることができます。この三点の中でどれか一つでも該当していればワタシのお店と見て間違いないでしょう。また「ラーメン」を日本料理として出しているのも特徴です。ラーメンは、日本人は中国料理だと思い、中国人・台湾人・タイ人は日本料理だと思っているおもしろい食べ物です。 以前からホボケンにある別の日本料理店はウェートレスが一年中浴衣を着ています。これも一目で不思議日本料理店とわかる演出です。

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